乳幼児や高齢者の介護に紙パンツを使ったことのあるお人は、その便利さをよくご存じでしょう。
洗濯を気にせず手軽に使えて清潔を保ち、通気性や漏れにくさ、動きやすさも考慮されていて、肌に優しい素材使い。
外出時も安心ですね。
大活躍の紙パンツですが、今日は、介護用の紙パンツの方のお話。
トイレ(+ポータブルトイレ)の自立や自力歩行・自立歩行が可能な状態で尿漏れのある高齢者にとって、紙パンツは強い味方です。
尿取りパッドと併用すれば、パンツ交換の回数も減りコスパも高くなります。
乳幼児用の紙パンツは「パンパース」「ムーニー」「マミーポコ」「メリーズ」など、メーカー名やメーカー独自の商品名が広く流通しているように思います。
一方、介護用のリハビリパンツは、ほとんどのメーカーの商品名に「はくパンツ」「軽快パンツ」「やわ楽パンツ」などと「パンツ」が前面に押し出されています。
この「パンツ」というそのまんまの名称、実はとても大事なことだと感じます。
排泄の失敗があったり、尿漏れがあるなんて、誰にも知られたくないのは当たり前。
要介護者が、通常の布パンツから紙パンツへ切り替えようとするとき、あるいは日常で紙パンツの交換をするとき、もし特別な名称や変わった名称の下着を勧められたら、ためらいや抵抗を感じる方があるかもしれません。
しかし「パンツ」を勧められたら、臆することなく履けます。
「パンツ」は誰だって、皆が、履いているものですからね。
今日はそんなたわいもない話。
≪終≫